交感神経と副交感神経の二つから成立する自律神経のバランスが崩された時に発症してしまう病気が自律神経失調症(じりつしんけいしっちょうしょう)ということです。
元はと言えば、自律神経は自分自身からの考えとは関わりなく機能していく組織(血管、リンパ腺、内臓など)に分かれて所々にある神経系のことです。そして、呼吸・代謝・循環・消化というような当人の考えとは関わりなく、生命を維持するために絶え間なく機能しています。
交感神経は生命の活動を活発にしていく機能があるのに対して、副交感神経は生命の活動を休ませる機能をしています。この二つは、約12時間間隔で、機能が入れ替わっているのですが、睡眠不足などによって脳を休ませる時間が減少することになると、いつまでも自律神経が興奮しているので、自律神経失調症を発症すると考えられています。それは、交感神経と副交感神経の優位入れ替わりによるバランスが崩されていくからです。
自律神経失調症の症状は、身体的症状と精神的症状があります。身体的症状としては、めまい、急な動悸、冷や汗が出る、脈が速くなる、動悸がする、血圧が激しく上下する、立ち眩みがする、耳鳴りがする、腹痛、下痢、微熱、生理不順があります。精神的症状としては、情緒不安定、不安感、イライラ、仰うつ気分があります。
